無形文化財 天真正伝香取神道流 ご挨拶飯篠快貞先生 「天真正伝香取神道流」は室町中期、下総国香取の飯篠長威斎家直を流祖とする、日本武道の源流である。家直公は六十余歳にして香取神宮梅木山にて香 取大神に祈り壱千日の修行に専念の後、香取大神より神書一巻を授けられ、「天真正伝」香取神道流と名乗り、その後、当流は二十代も連綿と継承されている。 当流は昭和35年日本武道では第一号の無形文化財として指定され、飯篠快貞宗家、大竹利典師範、大竹信利師範、京増重利師範の四名が当流の文化財保護者と して指定されている。 香取神道流には武術(剣術、居合術、棒術、薙刀術、槍術、手裏剣、柔術)や兵法(築城法、軍配法や烽火、忍術等を含めた軍学、天文地理風水を含めた陰陽五行論等の学問)から平法に至るまでの膨大な修行法が残されている。 当流は二十代飯篠快貞宗家の元で、大竹利典師範の指導下にて、下総国香取の地に伝わる伝統武家文化として日本国内外にて当流の保存・指導・普及にあたっている。 |